特別展「縄文 – 1万年の美の鼓動」 東京国立博物館

およそ1万年ものあいだ続いた縄文時代に、日本列島の多様な地域で生まれた “美” がテーマです。狩猟や漁撈、採集を行っていた人びとが、日々の暮らしの中で工夫し作り出した土器や土偶が並びます。

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土偶ときくと、愛嬌のある顔つきや丸みを帯びた体つきでどっしりと構えた “かわいい” 姿を思い浮かべますが、国宝の土偶《縄文の女神》はクールな表情と近未来的な “美しい” フォルム。妊娠した女性を表現したといわれる容貌は、先鋭的な上半身と長い足をもつ八頭身美人です。

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縄文時代は男性も女性もお洒落に敏感だったようで、装身具も多く出土しています。《縄文の女神》の顔の両側にも耳飾りの孔がみられますが、透かし彫りの土製耳飾りや赤い漆の髪飾り、ヒスイの胸飾りや貝の腕輪、鹿角製の腰飾りなどを身につけていたそう。丈夫で扱いやすい小さな木製メッシュのバッグも見つかっています。

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多種多様な模様で埋め尽くされた火焔型土器、コップのフチ子さんのように縁に土偶をあしらった深鉢型土器、ハート型の顔をもつ土偶、イノシシやサル、キノコを模した土製品など、縄文時代を代表する約200点は見応え十分です。

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8月3日(金)と4日(土)は、本館前広場にビアガーデンが出現します!
トーハク BEER NIGHT! 今年は、本展で観られる縄文の国宝にちなんで、出土地域のクラフトビールを各日、各種50本限定で販売。クラフトビールを購入すると展覧会オリジナルグッズの火焔型土器紙コップがついてくるそうです♪

上野・東京国立博物館は、モナドからお散歩がてら行けます。ぜひ週末、夕涼みにいらしてください♪♪

縄文 – 1万年の美の鼓動
http://jomon-kodo.jp/
2018年9月2日(日)まで

[店長]