キュッパのびじゅつかん 東京都美術館

キュッパは、いろいろなものを集めるのが大好きな丸太の男の子。ノルウェーの作家オーシル・カンスタ・ヨンセン(Åshild Kanstad Johnsen)が描く絵本「キュッパのはくぶつかん(Kubbe lager museum)」の主人公です。

この展覧会は「物を見つめ、集め、並べてみることから始まる、私たちの住む世界とのコミュニケーション」をテーマに、キュッパの物語紹介からスタートします。

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Section1で見られるのは、キュッパと同じように、ものを見つめて、集めて、調べて、並べてみたコレクションの数々。

竹中大工道具館が所蔵する日本や中国、韓国、タイで使われていた、鶴や亀など縁起物をかたどった墨壺コレクション、国立民族学博物館が所蔵する糸車や衣装箱、砂糖鋏や木製の匙など19世紀のノルウェーで使われていた生活道具のコレクション、大阪市立自然史博物館が所蔵する貝石や種子・キノコの標本など、展示されているコレクションはさまざまです。

Section2では、巨大な棚が現れます。日比野克彦氏による《bigdanata -たなはもののすみか》は、床に置かれた1000点以上のものから、自分なりに分類し選んだもので標本箱をつくるというインスタレーションです。

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何気なく見ていたものからイメージが広がったり、隣りで集めている小さな子供たちの箱の中身にハッとさせられたり。

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11時台、13時台、15時台には各回15分刻みで、この棚に上ることができます。10:45〜、12:45〜、14:45〜から整理券が配布されますので、先に整理券を受け取ってから、標本箱つくりにチャレンジされると良いかもしれません。

キュッパのびじゅつかん みつめて、あつめて、しらべて、ならべて
http://kubbe.tobikan.jp/
2015年10月4日(日)まで

[店長]