広尾の山種美術館で開催中の「Kawaii(かわいい)日本美術」展を観てきました。
ゆるキャラのような布袋さま、ほのぼのとした表情や仕草を見せてくれる子どもたち、ユーモラスなストーリーを展開する蛙や猿など、思わず笑みがこぼれてしまう作品の数々が紹介されています。
絵画や絵巻のほか、江戸時代の女性たちが愛用した小さな紅入れのコレクションなどもあり、乙女心をくすぐられました。
鑑賞後には、美術館1FにあるCafe 椿で、出品作品にちなんだオリジナルの和菓子を楽しめます(テイクアウト可)。
こちらは、羽根つきのハネをワンポイントにあしらい子どもの晴れ着を表現した、練り切りとこしあんの和菓子「春着」。
大正から昭和初期にかけ活躍した日本画家の小茂田青樹が、熊のぬいぐるみや犬張子などに囲まれて座っている愛娘の姿を描いた「愛児座像」がモチーフになっています。
2月4日(火)からの会期後半には、目玉となる伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」が展示されます。愛嬌たっぷりの日本の Kawaii を堪能しに、お出掛けになってはいかがでしょうか。
Kawaii 日本美術 – 若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで –
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
山種美術館
10時〜17時、月曜休館
2014年3月2日(日)まで
[店長]