東京ステーション・ギャラリー「プライベート・ユートピア ここだけの場所」

先週の土曜日から東京ステーション・ギャラリーでスタートした展覧会「プライベート・ユートピア ここだけの場所」を観てきました。

公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルが持つコレクションの紹介です。同国を代表する現代アーティスト27名による、絵画、ドローイング、写真、映像、インスタレーションなど多岐にわたる選りすぐりの120点ほどが展示されています。

会場に行くエレベーターの横に、作品を観るときのヒントが書かれた鑑賞ガイドが置いてあり、こちらを片手に、さまざまな想像をめぐらせました。

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左上の展覧会パンフレットに載っているライアン・ガンダー(Ryan Gander)の「四代目エジャートン男爵の16枚の羽がついた極楽鳥」は、英国郊外にあるマナーハウスで開催された展覧会のために制作された作品です。

架空の鳥のはく製は、その古い屋敷にずっと昔からあったかのように展示されました。この南国の鳥を2人の英国紳士(1人は実在した屋敷の主)が発見という古い写真や新聞記事とともに飾られ、嘘と本当が入り組んだストーリーを楽しみます。

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特定の展示施設を持たず「壁のない美術館(Museum without Walls)」と呼ばれるブリティッシュ・カウンシル・コレクションの収蔵作品は約9,000点。英国美術を広めるため、特製の木箱に入れられ常に海外を旅している作品はすべて、British Council Visual Arts のウェブサイトで閲覧できます。

プライベート・ユートピア ここだけの場所
ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在
http://www.britishcouncil.jp/private-utopia
東京ステーション・ギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html
10時〜18時(金曜20時まで)月曜休館
2014年3月9日(日)まで

[店長]