乃木坂の国立新美術館で6月3日(月)まで開催されている「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 ー モダン・リヴィングの起源 ー」に、駆け込みで出掛けてきました。
アメリカ大衆文化の中心を担った、1930年から1965年までのカリフォルニアのライフスタイルを取り上げ、さまざまなデザインを紹介していく展覧会です。
温暖で開放的な風土から生まれた住宅、その家のためのテキスタイルや家具、テーブルウェアなどの生活用品をはじめ、ジュエリーやドレス、スイムウェアなどのファッション、レコードジャケットや雑誌、ハリウッド映画のポスターに使われたグラフィックデザインなど、展示作品のジャンルは多岐にわたっています。
こちらは、最初の展示で目にするキャンピングトレーラー「エアストリーム」。
小窓やドアから中を覗いてみると、2口コンロのキッチンに、コンパクトなソファベッドとテーブルが備えられていました。車体は飛行機に用いられるアルミ材で、デザインは幌馬車をイメージしているそうですが、その丸っこいボディも、チェックや花柄をモチーフにしたレトロな内装も、とても可愛かったです。
インテリアでは、チャールズ&レイ・イームズ(Charles & Ray Eames)の作品が多く取り上げられていました。デザイナーたちのインタビューや、当時の記録映像が流れている場所に、数種類のイームズ・チェアが並び、その座り心地を確かめながら鑑賞できます。
ちなみに彼らのデザインについては、ドキュメンタリー映画「ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ」が現在公開中です。
また、8月7日(水)から同美術館で「アメリカン・ポップ・アート展」が開催されます。カリフォルニアのミッドセンチュリー・モダンに引き続き、1960年以降のアメリカのポップ・アートが紹介されますので、こちらにも出掛けてみようと思っています。
カリフォルニア・デザイン 1930-1965
モダン・リヴィングの起源
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/
会場:国立新美術館 企画展示室1E
http://www.nact.jp/
開館時間:10時-18時
2013年6月3日(月)まで
[店長]