世界に30万種とも言われる〝植物〟の生態と魅力を紹介する展覧会が上野・国立科学博物館で開催されています。

まずは〝〇〇すぎる植物たち〟に注目です。最大級のもので35〜40kgになる巨大な果実が実るジャックフルーツ。1本の木に、この大きな果実を100個もつけるそうです。
世界一、背が高くて臭い花と言われる〝ショクダイオオコンニャク〟は、数年に一度、二日間だけ開花します。花が開くと発熱し湯気を出してニオイ成分を放出させるそう。肉を腐らせたような強烈なニオイで、会場内ではそのニオイを体験できるコーナーもあります。

〝本当は怖い植物たち〟も興味深いです。ここで紹介されているのは、ウツボカズラやハエトリソウなど食中植物だけではありません。ライオンゴロシという果実、四方に長く伸びた太いトゲが特徴で、トゲの先端にはフックのようなかえしがついています。このかえしが動物の毛や蹄に絡みつくことで、種を運ばせ自生の範囲を広げているそうですが、トゲは堅く、口に刺さってしまったライオンが痛くて餓死してしまったことが名前の由来だとか。

5億年ほど前に陸上に現れた古代植物がどのように進化してきたのか、植物にも五感がある!? など、驚きの生存戦略や謎に迫ります。
植物展
https://plants.exhibit.jp/
2021年9月20日(月)まで
[店長]