19世紀後半から20世紀初頭に、祖国・ロシアを愛した芸術家たちの絵画を集めた展覧会です。昨日からイベント出店している、渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムで開催しています。
広大な自然や人物像を描いた作品の数々は、ロシア美術の殿堂、国立トレチャコフ美術館コレクションの72点。
Bunkamura ザ・ミュージアムでは10年ぶりの展示となるイワン・クラムスコイ作《忘れえぬ女》をはじめ、赤いヘアバンドを巻いた少女やしずく型の真珠のイヤリングを着けた婦人などの女性肖像画にうっとりします。
雪解け水で川があふれ、草花が芽吹く春のロシア、赤や青の服を着た女性たちが干し草を作る夏、深い森が黄金色に染まる秋、3頭立ての馬車・トロイカが疾走する冬など四季の風景はとても雄大です。
街の風景も、ロシアならではの独特な佇まいをみせています。聖堂の玉ねぎ型の屋根は、雪が落ちやすくするために設計された説もあるそう。
帝政ロシアの日常と、その時代を生きた芸術家たちの視線に想像を掻き立てられます。
ロマンティック ロシア
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_russia/
2019年1月27日(日)まで
[店長]