映画、演劇、音楽、カフェ、ファッションなど大正から昭和初期にかけて花開いた大衆文化から生み出された、さまざまなグラフィックデザインを紹介する展覧会です。
日本初のグラフィックデザイナー、モダンデザインを牽引した杉浦非水からスタート。柔らかな曲線で描かれたバラやユリが表紙の《みつこしタイムス》、大胆な構図で描かれた色鮮やかな蝶々や優しく微笑む女性が載る《非水図按集》など魅力的な作品の数々です。
小林かいちの絵封筒、橋口五葉の浮世絵、藤島武二の口絵など出品作品には、さまざまな作風で描かれた美しい女性が多く登場します。カワイイの原点ともいえる当時の流行が今なお新鮮です。
会場内のBGMは、ドビュッシー作曲の月の光や、ビゼー作曲のオペラカルメン第一幕で歌われるハバネラなど、セノオ楽譜で紹介された音楽です。大正ロマンの世界にどっぷりと浸れます。
大正モダーンズ 大正イマジュリィと東京モダンデザイン
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/museum/exhibition/taisho-modern.html
2018年8月7日(火)まで
[店長]