タイの仏教美術を紹介する展覧会が上野・東京国立博物館で開催中です。日タイ修好130周年を記念して、美しい仏像や名品、日本との関わりを紹介しています。
古くは5〜6世紀に創られた立像から、インド神話に登場する7つの頭を持った蛇神ナーガが仏陀を風雨からお守りしている坐像、右半身がヒンドゥー教の男神シヴァで左半身はその妃パールヴァティーを表したクメール文化の坐像彫刻、優しい微笑みをたたえながら優雅に歩みを進める遊行像までバラエティーに富んでいます。
タイの人たちは自分の生まれた曜日を知っていて、曜日毎に違う姿の守護仏を拝むそうです。第一会場の最後に、生まれた曜日や守護仏、ラッキーカラーが分かる展示がありますので調べてみてください。
ちなみに火曜生まれのわたしは、守護仏が涅槃像でラッキーカラーはピンクでしたので、日本人で初めて上座仏教の僧侶となった釈興然(しゃくこうねん)が、タイから持ち帰ったという仏陀涅槃像を拝んできました。
ほかに、仏塔に納められていた黄金の数々も見どころです。
14世紀半ばから400年もの長きにわたり国際貿易国家として栄えたアユタヤ王朝で創られた、黄金に宝石を象嵌した舎利塔や、王権の象徴となる冠、靴、象のミニチュアなど、優美な装飾にみとれてしまいます。
7月28日(金)、29日(土)、8月25日(金)、26日(土)は、「トーハク BEER NIGHT!」
午後4時から8時30分まで、タイ展会場:平成館の前庭にビールやタイ料理の屋台が並ぶビアガーデンがオープンします♪ 根津のモナドからもお散歩がてら行けますので、ぜひ遊びにいらしてください♪♪
タイ 〜仏の国の輝き〜 展
http://www.nikkei-events.jp/art/thailand/
2017年8月27日(日)まで
[店長]