毎年3月初めに買付けでパリまで行っているのですが、今年は時間を作ってフランス北西部のノルマンディーとブルターニュの狭間に位置する孤島、モン・サン=ミッシェル(Mont-Saint-Michel)まで出掛けてきました。
19世紀初頭、陸と島のあいだに堤防をつくり蒸気機関車を走らせたそうですが、いまはシャトルバスで向かいます。
徒歩で行くと、対岸から島内まで40分ほどかかるそう。
島内への入口は一つだけです。
こちらは《王の門》といわれる跳ね橋と落とし格子を備えた門。
島の出入口《アヴァンセ門》をくぐってから修道院までの道のりは、それほど時間はかかりませんが、階段が多く、石畳でできた細い小道を歩いていると幻想的な気分に浸れます。
こちらは、シーズン中たくさんの観光客で賑わう参道です。
約1300年にわたり巡礼地として、ときには要塞・牢獄として役目を果たし、増築されてきた修道院内は10〜11世紀のロマネスク様式、12〜13世紀のゴシック様式など、さまざまな建築様式が混在しています。
アーチ型の天井や窓。
幾何学模様のステンドグラスやタイルなど一つ一つが美しい。
こちらは《散策の間》と呼ばれる空間で、僧侶たちが散歩をして疲れを癒していたそう。奥のライトで照らされている辺りを触ると良いことがあるかも!というパワースポットがあります。
残念ながら強い雨と風が吹き、霧で視界もよくありませんでしたが、シーズンオフで来島者が少なくゆっくりと観てまわれて良かったです。
凍てつく寒さの中、ピンクや白、黄色の花がところどころに咲いていて春は近いと感じました。
[店長]