展示品の数はなんと約2,800点!! 伝統的なテーラーの技術に現代的なひねりをくわえた遊びのあるデザインで人気のイギリスのファッション・ブランド、ポール・スミスに迫る展覧会です。
1970年、出身地であるノッティンガムの裏通りに金曜と土曜の週2日のみ10時から18時までオープンさせた第1号店は、わずか3m×3mの広さ。大きな鏡で奥行きがあるように見せ、白い棚にはカーブをつけて、窓のない小さな空間をより広く見せる工夫がみられます。着たい服を売り、着たい服が見つからないときは自らデザインしたことで、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。
自社デザインのショップは、フラミンゴカラーの内装と大きな花の写真が印象的なミラノ店(Paul Smith Milan)や、ピンクの外壁で覆われたボックス形のロサンゼルス店(Paul Smith Los Angeles)など、それぞれ個性を持たせています。モダンな商品を提供しながらも、接客については昔ながらの価値観を重視しているそうです。
世界中で見つけたお気に入りの品やファンからの贈り物で溢れかえるロンドンのオフィスや、10代からコレクションしている絵画や写真、自身が撮影した写真、インスピレーションの源になった記録画像など、さまざまな角度からポールの頭の中を覗き見します。
刺激になるモノゴトに満ちた展覧会です。
そして本日8月4日(木)は「ピンク・サーズデー」企画が開催されます。展覧会のテーマカラー「ピンク」の帽子、シャツ、パンツ、スカート、靴のどれかを身につけ、夜19時に美術館入口に集合すると入場無料で観覧できるそう。また全身ピンクで参加の方には特別なプレゼントもあるようです。※詳しい情報はこちらをご覧ください
ポール・スミス展
HELLO MY NAME IS PAUL SMITH
http://paulsmith2016.jp/
2016年8月23日(火)まで
[店長]