オランダ出身の絵本作家 レオ・レオニ(LEO LIONNI)の生誕100年を記念した巡回展が、渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。
イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍していたレオ・レオニは、49歳のときに絵本作家としてデビューします。
初めての絵本づくりは、汽車の旅で孫を退屈させないよう、雑誌をちぎって作った即興のお話。それから亡くなるまでに40冊ほどの絵本を制作しました。
よく知られているのは、小学校の国語の教科書にも載っている「スイミー」。兄弟とは違う色をした、小さくて賢いお魚のお話です。
ほかにも二本足で立つワニのお話「コーネリアス」や、冬支度のために言葉や色、お日さまの光をあつめるネズミのお話「フレデリック」など。ちょっと変わった主人公を題材に、ほかと違うことは素晴らしいことで、自分らしく生きることで幸せになれる、というメッセージを伝える作品です。
色とりどりのコラージュ、油彩、水彩、クレヨン、色鉛筆などなど、ストーリーに合う技法で描かれた絵本原画や資料、彫刻など約130点の作品が展示されています。
人気の展覧会と聞いて覚悟していましたが、夏休みに入り、会期も残りわずかということで、とても混雑していました。ご覧になる際はお時間に余裕を持ってお出掛けください。
レオ・レオニ 絵本のしごと
LEO LIONNI BOOK!ART!BOOK!
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_lionni/
Bunkamura ザ・ミュージアム:10時ー19時(金・土曜日は21時まで)
2013年8月4日(日)まで
[店長]