銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中のフィリップ・ヴァレリー写真展「いくつもの夜をこえて ヨーロッパ発、絹の道、そして日本へ」を観てきました。
フランス人のフィリップ・ヴァレリー氏(Philippe Valery)は、1998年から2年をかけてシルクロード1万キロを歩き通した旅人です。
幼いころからアジアの古美術にふれ、日本人との交流も深かったため、自然と東洋への関心が高まっていったそう。
憧れていたシルクロード横断のために仕事を辞め、ライカ片手に故郷マルセイユを出発してから、中国西端のカシュガルまで16カ国を踏破。そこで出会った人々や風景を収めたモノクロ写真を、旅の記録として紹介しています。
イタリアの浸水した商店の写真に始まり、内紛や隣国同士でもめている国の人々、モスクでの祭り事や平和への祈り、過酷な自然環境の中で生活する人や家畜など。最後に展示されている日本の写真を見て改めて、伝統や文化を守る大切さを感じます。
やっぱり旅というのは良いものですね。
30分もあればご覧になれる展覧会です。ショッピングの合間にでもいかがでしょうか。
フィリップ・ヴァレリー写真展
「いくつもの夜をこえて ヨーロッパ発、絹の道、そして日本へ」
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/2013/valery/
シャネル・ネクサス・ホール:12時-20時
2013年7月17日(水)まで
[店長]