この街の象徴でもある世界遺産のセビリア大聖堂(Catedral de Sevilla)。
イスラム時代のモスク(祈りの場所)であるメスキータを利用し、1世紀かけて建てられたカテドラルです。ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ世界で3番目の規模を誇ります。
建設当時「完成した大聖堂を見た者たちが、正気のさたではないと思うほど大きな聖堂を建てる」と計画を発表したそうですが、大きさだけでなく、内部にさまざまな聖像の彫刻が施されていて、信者ではない私にとって理解に苦しむ装飾だったりするのですが、とにかく凄い!です。ちなみにコロンブスのお墓もあります。
こちらは、ヒラルダの塔。街のシンボルにもなっている、高さ96メートルもある大聖堂の鐘楼です。
イスラム時代に、1日5回の礼拝を呼びかけるための場所であったミナレットを改築したものだそうですが、そもそも、このミナレット、イスラム時代の前のキリスト教聖堂の鐘楼を取り壊さず利用したものなので、イスラムのミナレットによくある円筒形ではなく、方形をしているそう。
ちょっとややこしい経緯ですが、セビリアの歴史を物語っていますね。
塔の頂上へは、ゆるやかな回廊を歩いて上るのですが、とても高い塔ですので結構大変です。馬でも行けるようにスロープで造られたそうですが、騎乗して上るには、ギリギリの広さのようにも感じました。
苦労して上ったせいか、塔の上から見る街の景色は、格別に素晴らしかったです。
[店長]