フラメンコの踊り手でもあるお客さまから「日本では滅多に観られない、すごい踊り手が来日する!」と教えていただき、第1回フラメンコ・フェスティバル 2011“ラ・プリマベーラ・フラメンカ”に行ってきました。
東京公演の初日、セビージャ出身のファルキート(Farruquito)と、グラナダ出身のラ・モネタ(La Moneta)の舞台です。ヒターノ(ジプシー)が伝承してきたプーロ(伝統的)フラメンコ、最高のバイレ(踊り手)と言われています。
第1部はラ・モネタ、第2部ではファルキートが魅せてくれました。
響きわたるカンテの歌声とトケのギター、バイレの足音や指を鳴らす音、華麗な足さばきと手さばきから聞こえてくる音色、周囲の掛け声や手拍子、すべてのリズムと音楽が融けあって昇華していく様は、本当に素晴らしかったです!!!
ファルキートのセクシーな佇まいも素敵でしたが、ラ・モネタの踊りに魅了されました。裾の長いバタデコーラを美しく揺らす踊りや、真っ赤なドレスでの野性的なステージなど、衣装でも楽しませてくれます。
特に、男性的な舞いのファルーカ!ギターと踊り手だけの空気感が心地よかったです。力強く妖艶で、それでいてチャーミングな彼女の踊りに酔いしれた晩でした。
[店長]