国立新美術館「シュルレアリスム展」

Surrealisme1 20世紀のモダンアートやコンテンポラリーアート約6万点所蔵するヨーロッパ最大の近代美術館、パリのポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)。

レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)とリチャード・ロジャース(Richard Rogers)の設計による、階段やエスカレーターを外付けにし、配管や鉄骨をむき出しにした斬新な外観でお馴染ですが、1977年の建設当初は賛否両論だったとか。建物そのものがシュルレアリスム作品のようです。

そのポンピドゥセンターのコレクションから、絵画・写真・オブジェ・映画など作品、約170点が今回の「シュルレアリスム展」で公開。超現実的な想像力を楽しむ作品の数々が、1924年の「シュルレアリスム宣言」から1966年に至るまで、5つのパートに分けて展示されています。

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サルバドール・ダリ《ピアノに出現したレーニンの六つの幻影》や、ジョルジョ・デ・キリコ《ギヨーム・アポリネールの予兆的肖像》を見ているうちに、勝手にストーリーが膨らんできます。

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マン・レイ《祈り》は7.3cm×6.5cm の小さな作品ですが、その小さな世界に引き込まれました。

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夢のような、不思議な世界が広がり、観賞後のおしゃべりが弾みます。

会期を延長し、開館時間を変更して開催されていますので、事前にご確認なさってからお出掛けください。

シュルレアリスム展
—パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による—
http://www.sur2011.jp/

国立新美術館
2011年5月15日まで
※開館状況などはこちら

[店長]