お休みを利用して、石上純也氏の展示を見に、銀座の資生堂ギャラリーに出掛けてきました。ビルの地下1階にあり、それほど広くはありませんが、天井がとても高く、開放的なスペースです。
会場には、幅30cmほどの細長いテーブルが何列か並べられていて、その上に作品が展示されています。絵はがきくらいのドローイングや天井の高さが5mを超えるスペースを利用した背の高い作品など、紙、粘土、ガラス、金属で作られた様々な模型がありました。
新しい快適さを求めたお風呂を考えたものだったり、山の中をくりぬいて作った球状の空間にプラネタリウムを計画するとてつもない試みを模型にしたものだったり。
身近なところで考えられる建築から、地球(宇宙!?)規模の大きなものまで、その細長いテーブルの上に小さく表現されています。添えられた文章を読みながら、全部で56点の作品を鑑賞していくと、ものすごく大きな世界が頭の中で繰り広げられていきました。
ベネチア・ビエンナーレ国際建築展での受賞で注目が集まっているのか、週末だからか、想像以上にたくさんの方が来場していました。作品との距離が近く、こじんまりとしたスペースなので、大きな荷物は避けたほうが良いと思います。
銀座と言えば、先週の土曜に増床オープンした三越が話題ですね。まだ暑さが残る週末でしたが、かなりの人出に驚きました。もう少し涼しくなったら、ぜひ新しくなった三越を覗いてみたいと思っています。
「石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」
資生堂ギャラリー(銀座)
http://www.shiseido.co.jp/gallery/
2010年10月17日(日)まで
開館時間11時〜19時(日曜・祝日は18時まで)月曜休み
[店長]