ヘレナ・ローナーの新作入荷

ヘレナ・ローナー(Helena Rohner)のジュエリーをご覧になったお客様から、必ずと言っていいほど尋ねられるのが「何でできてるの?」です。思わず目を奪われるほど美しい色使いのポーセリン(磁器)で創られるヘレナ・ローナーの作品。ストーンとは違う、ポーセリン独特の光沢感とぬくもりに知らず知らず惹きつけられてしまいます。

彼女のジュエリーのもう一つの特徴は、そのフォルム。丸みをおびていたり、微妙にゆがみがあったり。シンプルなデザインだけど、ほんのりと優しさを感じさせてくれます。そんな「なごみ感」が、世代を問わず世界中で受け入れられている理由かもしれません。

Rohner_new2 Rohner_new2 ここ日本にもファンが多く、モナドでも、新作入荷を心待ちにされているお客様がたくさんいらっしゃる人気デザイナーです。そのヘレナから待望の新作が届きました! 2009年春夏コレクションには、定番のポーセリンにトレンドのグリーン系を使った作品や、ウッドやレザーを用いた作品が登場。どれもヘレナらしい柔和な印象のジュエリーです。

Rohner_new3 シルバージュエリーも素敵ですが、今回のイチ押しは、ゴールド・シリーズ。シルバー925にK18ゴールドをコーティングし、ホワイトやグレーのポーセリンを組み合わせたネックレスとピアス。ゴールド×ホワイト、ゴールド×グレーが大人っぽい印象です。グレーのポーセリンがシックなロングネックレスは、一連でワンピースと合わせたり、二連にして麻のジャケットと合わせたり、1本でいろいろ楽しめます。ぜひ、お揃いのカラーのポーセリン・ピアスと合わせてください。さりげないデザインは、身に着ける人の個性を引き立ててくます。

Rohner_atelier 毎回、マドリードのアトリエに伺って発注しているのですが、天井が高く、陽光降り注ぐ室内は、オープンでオーガニックな雰囲気。探偵事務所だったところをリノベーションしたとかで、界隈に有名なカスティーリャ料理店を始め、美味しいレストランがたくさんあるエリアです。

発注のときは、ヘレナ自身がデザイン面の説明だけでなく、ビジネス面でもいろいろとアドバイスしてくれます。大学で政治学を学び、ロンドンのジュエリーデザイナーのオフィスで働いたのをきっかけにジュエリーデザインへ転身したヘレナ。「ロンドンでは、ジュエリービジネスのいろはを学んだわ」という言葉のとおり、磨かれたビジネス感覚が伴って世界に羽ばたけたのでしょう。実際、細部にまで行き届いたブランディングにはいつも驚かされます。ジュエリーはもちろん、アトリエやショップの雰囲気から、ショップで働いているスタッフ、梱包用の段ボールやテープまで、すべてから「ヘレナ・ローナー」ブランドを感じることができます。

アトリエでは、いつもコーヒー等を出してくれるのですが、そのカップ&ソーサー、ポットに至るまで、すべて彼女のデザインです(ホーム・コレクションとしてテーブルウェアもデザインしています)。メンズやキッズのコレクションも手掛けていて、キッズ・コレクションに登場するキュートなイメージモデルは、実はヘレナのお嬢さん。とってもヘレナに似ていますので、気になる方はヘレナのオフィシャルウェブサイトをチェックしてみてください。

Rohner_bank ところで、1月にスペインを訪れたとき、歩いているとビルバオ銀行のポスターが目に飛び込んできました。近くまで行ってよく見てみると・・・やっぱり!モデルの女性が着けているのはヘレナのポーセリン・リングです! 遠くからチラッと見ただけで印象に残るデザインなんですね。ファンが多いのも頷けます。

[仕入れ担当]