作品には作り手の人となり(個性)が反映されると言いますが、デザイナーの Raquel Moreno(ラケル・モレノ)も、まさにそのとおり。伝統的なエナメル技法を得意とし、ポエティックでフェミニンな作風で人気のラケルですが、ご本人もとっても可愛らしい女性です。黒目がちの大きな瞳をくるくるとさせながら、新作やデザインのことを語ってくれるのですが、その語り口もとてもソフトで安心感を与えてくれます。
毎回、バルセロナのアトリエにお邪魔させていただいて、商品をオーダーしているのですが、とても居心地が良く、ついつい長居してしまいがち。ときには3時間近くになることもあります。途中で輸出担当のラファ君(写真右)のお腹が鳴る音が聞こえてきて、申し訳なくなることもあるのですが、大丈夫!といって辛抱強く、相談やリクエストに応じてくれます。
そのラケルの待望の新作 "Midsummer Night’s Dream" コレクションが届きました!その名のとおり、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」からインスピレーションを得たコレクションです。森の中の植物や生き物、妖精たちをイメージさせる、繊細で神秘的な魅力にあふれる独特の作品に仕上がっています。
ベースは、シルバー925にK24ゴールドをコーティングしたものと、シルバー925にオキシダイズドと呼ばれる燻し加工を施したものの2パターン。ゴールドコーティングしたものは、表面につや消し加工を施し、マットで柔らかな印象です。今回は、定番のエナメルの他、パイソンレザー、ブラックやホワイトのパールがアクセントに用いられています。
デザイナー、ラケルのおすすめはこちら。写真ではサイズをお伝えできないのでわかりにくいかと思いますが、実はブレスレットなんです。木の枝をかたどったデザインがとてもユニーク。これからの季節、ブレスレットはマストアイテムです。ぜひ、ワードローブに加えていただきたいと思います。
写真でラケルがしているネックレスは、こちらの新作。彼女は真ん中にエナメルが付いたものをご愛用ですが、モナドでは、ブラックパールをアクセントにしてもらいました。マットなゴールドとブラックパールの組み合わせが大人っぽい印象です。
サンプルデザインは、エナメル部分がアーモンドの花(日本の桜に似た花で、時期的には今頃が旬)の絵柄のフェミニンなものだったのですが、モナドでは、今年の流行色であるグリーンやホワイトを基調に、草や羽の絵柄を施したデザインのものを特注しました。モナド・オリジナルの1点ものになっています。
ここではご紹介しきれない新作が他にも多数入荷しています。ぜひ、ラケルのポエティックな世界を、モナドでお楽しみください。
最後にお知らせですが、ラケル・モレノの直営第1号店がオープンしました。洋服から靴やバッグ、ジュエリー等のアクセサリーまで扱う、バルセロナで大人気のセレクトショップ、Coquette の中のショップ・イン・ショップです。場所は、高級ブランドが立ち並ぶフランセスク・マシア広場(Plaça de Francesc Macià)の近くのマドラソ通り(Carrer dels Madrazo)。ブラックにゴールドの文字のフラッグが目印です。バルセロナにいらっしゃる際には覗いてみてください。
そして、3月末にラケルが来日します。初めての日本ということで、とてもドキドキしていると言っていました。私も東京で再会できるのがとても楽しみです!(店長はスペイン語の勉強にますます熱が入っている模様)
[仕入れ担当]